アジングは難しい？初心者にもわかりやすくアジングのやり方を解説

ファミリーフィッシングの定番ターゲットで、小さなお子さんでも簡単につれる魚がアジ。

夏ごろから釣れはじめ、秋にかけてどんどんサイズが大型化していきます。

ハッキリ言って数を釣りたければサビキ釣りが最強ですが、それをあえてルアーで釣るメリットは

ゲーム性が高く、大型のアジが狙える

尺アジと呼ばれる30cmオーバーを狙って釣るのが最大の魅力であり、ライトタックルで挑むため青物であるアジの引きは強烈です。

そんなランカーアジに挑んでみたい初心者の方のため、【アジングのやり方】について解説していきたいと思います

アジングに最適なタックルとは？

軽量ルアーを使用する為、専用のライトタックルを用意する必要があります。

同じライトゲームのカテゴリーとして、メバリングと似ているためロッドを兼用している方も多いようですが、そもそも釣り方には若干の違いがあります。

• メバリング＝喰わせる釣り
• アジング＝掛ける釣り

もちろん出来ないことは無いんですが初心者の場合は技術的に難しく釣果に差が出てしまうため、やはり専用タックルをオススメしたいです。

では、どんなタックルで挑むのか？

それでは1つずつ解説していきましょう。

アジング専用ロッド

積極的にかけていくアジングでは、ロッドの先端部分は

チューブラーティップが最適

特に大型のアジを狙う場合、プラグやメタルジグを使用することもあり操作性も向上するからです。

遠投できたほうが尺アジに出会いやすくなるので、長さは7フィート以上がオススメ。

またアジの口は切れやすく強引に寄せることが難しいため、柔らかめのロッドで慎重に寄せてくる必要がありますので

硬さはL以下を選択

アジングに向いているリール

メーカーによって大きさに若干の差があり、ダイワなら2000番台でシマノなら2500番台の軽量なリールがベスト。

基本的には低価格のリールでも問題ないのですが、繊細なアジとのやり取りを考えると

ドラグ性能が重要

少し奮発して、最低でも1万円以上のリールを選択したほうがイイです。

どんなラインを使うべきか

軽量ルアーを投げるため、巻きグセの付きにくいPEラインがベストな選択ですが、

細いPEはライントラブルが起こりやすい

絡んだり切れたりと初心者には扱いにくいのが難点で、そのうえショックリーダーも細いと結束しにくい事も問題…。

そこでベストなラインは

フロロカーボンの0.6号

このサイズであれば大物にも対応可能ですのでオススメします。

先端にリーダーは必要なくそのままルアーを直結しちゃってOKですが、根がかりが多発する場所では注意が必要で底まで沈めない工夫が必要です。

アジングで有効なルアー

アジングに有効なルアーは、大きく分けて2種類で違いはソフトかハードか。

アジング用ジグヘッド

オモリに針が付いたジグヘッドがメインルアーで、重さが0.8g～1.5gぐらいを複数準備出来ればベストですが

基本は1.0g

潮や風のが速いなら重いものに変更したり、アタリはあるけど乗らない場合は軽いものに変更したりと状況に応じて

臨機応変に対応するのがアジングのやり方

コレがゲーム性の高さの由来なんですよね。

基本的には、軽い方が遠投できませんが違和感を与えにくいためメリットが大きいです。

ヘッドの形状で動きが変化するため、自分の釣り方に合ったジグヘッドを選択しましょう。

アジング用ワーム

ジグヘッドにはワームを取り付けなければ機能しません。

主に、アジングで使用するワームのサイズは

1.5インチ～2.0インチ

ぶっちゃけ、その日の当たりワームというものも存在します。

ジグヘッドと同じく、形やカラーを含めて多数のバリエーションがあり動きも変化するのも特徴。

こちらも数種類を準備しておけば万全で、あらゆるパターンを探ることが可能となります。

アジングに有効なハードルアー

硬い樹脂や金属でできたモノがハードルアー。

秋に入って狙う大型のアジは、小魚を捕食しているため

小型のプラグやメタルジグを用意

特に活性が高くなってくるとルアーのアピール度が高い方が有利に働きますので、マズメ時やナブラ発生時には持っておきたいルアーです。

サイズが重要で、シーバス用では大きすぎるため

5cm以下のマイクロタイプが有効

アジングの誘い方

サビキでは簡単なアジですが、ルアーとなると難しいのも魅力の一つ。

状況に応じて誘い方を変える必要があります。

アジングに有効な誘い方

潮のヨレなどのプランクトンのたまりやすい場所、夜の常夜灯に照らされている部分は狙い目です。

基本通り1.0gのジグヘッドに2.0インチのワームで探っていきましょう。

大事なのはレンジを意識する事

表層から一定の速度で巻き、アタリが無ければ次回はカウントダウンして少し深く沈めます。

軽量ルアーは、早く巻くと浮き上がってしまうためリトリーブ速度は注意するようにしましょう。

もう一つ有効なのが

リフト＆フォール

アジは落ちていくものにも好反応を示す傾向があります。

狙うレンジまでカウントダウンしたら、ロッドをチョンチョンと煽ってジグヘッドを跳ねさせてフォールさせる。

このフォール中に喰ってくることも多く、広いレンジも探れるため有効な戦術となります。

アジとのファイト

吸い込み系の捕食をするアジは、違和感を感じると吐き出してしまうためコツンというアタリがあれば

即座に合わせる事！

しかしアジは口が弱く、強いアワセを入れてしまうと衝撃に負けて口がちぎれてしまう可能性があるので注意が必要です

そのため繊細なアワセが必要となり、具体的には

手首を返して、ロッドのしなりで吸収する

寄せてくるときも注意！

強引にロッドを立てるのではなく、微妙なドラグ調整で少しずつ寄せてくるように時間をかけてファイトしましょう

絶対に焦らない事が大事です。

意外と奥が深いアジング

刺身からフライまでと日本人の食卓には欠かせないアジですが、スーパーで買わずに自分で釣るとなると…。

簡単に釣れる魚でもあり、簡単には釣れない魚

特に大型のアジを釣ったら、その興奮と味は忘れられないものとなるでしょう。

知名度が高く、日本人の食卓に並ぶことの多いアジを自身の手で釣り上げる事。

それは

釣りを趣味にする大人にとっては最高の喜び

是非とも、晩御飯のオカズの足しにして頂ければ幸いです！

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