一般的に冬場はシーズンオフになる釣りですが、そんな時期にでも狙えるのがメバルです。
12月~1月頃のメバルは、まだ抱卵している可能性が高く釣り上げてもリリースが基本。
狙う時期は
夜行性の魚で、昼間は水深の深い岩場でジッとしているため狙うのは夜がメインです。
『眼張』という名前の由来から、非常に目が良く暗闇でもエサを認識し捕食してくるのが特徴。
今回は、そんなメバルをルアーで釣る【メバリングの基本】について解説していきたいと思います。
- メバリングタックルの基本
- メバリングの釣り方
- デイメバルとナイトメバルの違い
メバリングタックル
同じカテゴリーのアジングと似ていますが、メバルとアジは捕食の仕方が違いますのでロッドは専用を準備したほうが釣果に差が出ます。
基本のメバリングタックルは
- 7~8フィートのソリッドティップ
- 2000番クラスの小型スピニングリール
- ラインは1.0号のフロロカーボン
- ルアーは軽量ジグヘッド+ワーム
メバルリングロッド
大事なのは先端のティップ部分です。
追跡しながらガジガジとかじり、パクっと咥えた後に反転するのがメバルの捕食の仕方。
違和感を与えず、反転した時に弾かないようにするためには
ミノーやマイクロジグ等のプラグで狙う場合は【チューブラーティップ】の方が操作性が高いんですが、今回の記事は初心者向けに軽量ジグヘッドの使用となりますので、飛距離を出すのにも有効なソリッドティップをオススメします。
メバリング向きリール
ライトゲームに分類されているメバリング。
当然、ロッドも軽量に設計されているものが多くバランスを考えれば
このサイズの魚を狙う場合、ハッキリ言ってリールはどんなものでも大丈夫!
高価なものは必要なく、初めてのメバリングに挑戦するなら1万円以下でも十分ですので値段で選んでもOKです。
メインライン
ナイロンの方が値段も安く扱いやすいんですが、軽いルアーを使用するメバリングでは
沈める以外にも感度もイイのでオススメします。
双方のイイとこを取るには、ナイロンラインの先にフロロカーボンのリーダーを結束する方法もありますが、面倒くさいので却下…。
感度でいえばPEラインが最強なんですが、細くなるほどトラブルの確率が上がるため初心者には難しいので却下…。
ですので、初心者はフロロカーボンにルアーを直結びでOKです!
使用ルアー
オモリと針が一体化したジグヘッドに、ゴム素材で出来たワームを組み合わせるのが基本。
重りとなるジグヘッドには
表層付近をゆっくり引くには軽量のジグヘッドの方が扱いやすく、飛距離を出したり深いレンジを狙いたい場合には重いジグヘッドを使用しましょう
接続するワームは
アタリが無ければ、シャッドテールやカーリーテールに形状を変更してみましょう。
この場合、形の違いから沈むスピードにも変化が生まれてしまうので、同じカウントでも探るレンジに微妙な差が生まれますので注意が必要。
メバリングの誘い方とアワセ方
メバルは獲物を追跡してカジりながら捕食するタイプの魚ですので
メバリングの有効アクション
着水後、すぐにリールを巻き表層付近から攻めます。
早巻きは厳禁で、ルアーが沈まない程度の
広く投げてみて、アタリが無ければカウントダウンでレンジを下げて探りましょう。
この場合は、フリーに落とすよりもテンションをかけた状態の
このの方がメバルにルアーをじっくり見せる事ができるからです。
アタリがあったレンジを徹底的に狙いますが、ショートバイトが多いようならワームのカラーチェンジも効果的。
メバルリングのアワセ方
少しずつカジるメバルはショートバイトが多く、自分から積極的にアワセるというよりも
この時、ソリッドティップのロッドならアタリが分かりやすく「コツコツ」とした感触が伝わってくるはずです。
しかし、ここで強いアワセを入れてしまうと弾いてしまう事が多いため注意!
リーリング速度を変えずに巻き続け魚の重みを感じてから
ショートバイトが多発し、どうしても早めのアワセが必要な場合はロッドを立てるよりもリールを半回転ほど素早く回す方が弾きにくいのでおすすめ。
状況別の狙い方
昼間と夜ではメバルの狙い方は変わってきます。
デイメバル
昼間のメバルは浅いレンジまで浮いていることは、ほとんど無く深いレンジでの釣りがメインとなります。
地磯などの流れが緩やかな場所では群れで潜んでいることもあり、それ以外には藻のたまった場所や障害物、港湾部のスロープなどに潜みやすい傾向があるので狙いましょう。
狙い方としては表層を探る必要はなく、いきなり中層付近から探り始め徐々にレンジを落としてボトムまで深く探ってOKです。
ポイントは
ナイトメバル
浅いレンジに浮いてきたメバルを狙うのが夜で、メバリングといえばナイトゲームが基本。
エサを求めて海面にライズしてくるほど活性が上がっている事も!
堤防から釣るなら角になった部分やテトラなどの流れが緩やかな場所が狙い目で、逆に先端部分は流れが速いのであまり居ない事が多いです。
漁港などでは常夜灯に照らされている明るい部分も狙い目。
夜のメバリングの場合は、一カ所で粘るよりもポイントを移動しながら
表層からスローリトリーブで探り、徐々にレンジを下げていくのが基本戦術となります。
メバリングの釣り方は?
最も大事なポイントは
早すぎるとルアーが浮いてしまい、遅すぎると沈んでしまいますので一定のレンジをキープしながら泳がせるのが大事です。
目安としては【3秒でリール2回転】ぐらい感覚で巻きましょう。
向こうアワセのメバルは、初心者でも釣りやすく食べても美味しい魚なのでオススメ!
一つ注意しておきたいのが、2月頃だと『まだ抱卵している個体』がいる可能性もあります。
お腹が大きくなっているので見ればすぐに分かると思いますので、抱卵している個体を釣った場合は必ずリリースしてください。
そうすれば、来年もメバリングが楽しめますから!
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